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September 27, 2005

闘病16日目 <2003.7.27> [ ぽよの闘病日記 ]


36時間発作が無くちょっと安心していたら、超メガトン級の3倍くらいの酷い発作を起こしました。安心しきっていたところで起きたのでショックが大きいです。時間も長かったし、転げ周りとびはね走り回るという、スペシャル発作でした。本当に可哀相です。

夕方獣医さんに発作がおさまっているという報告をしたところ、「良い兆候ですが油断はしないで下さい」と言われていたのですが、まさにその通りでした。

今日は私の精神的疲れのピークでした。朝、いらいらしてついに母に当たってしまいました。。。もちろんぽよの看病についてですが、今まで私の中で溜まっていた家に対するストレスも一気に出てしまいました。心が休まる時間が無い。休まる時間は唯一ぽよの容態が良くて、ゆったりと落ち着いているぽよを見ているときです。少しでも呼吸が早かったり、頭と耳が熱かったり、行動がおかしかったりすると「発作の前兆?」と思ったりして気が張るのです。


私は「私だけが頑張っている」という被害者意識が出てきてしまい、母や姉は「出来る限りの事はしている、でも母親はあなただからあなたの判断で動いた方が良い」と思っていて、それが分かり合えていなかった、という事だと思うのですが。今になって思うと私以上に家族の全員がいろいろな事を我慢してぽよの為に頑張っていました。

母は「病人が家にいるってこういう事なのよ。自分のペースを守らないといずれぽよが憎らしくなったりするわよ」と。さすが二人の老人介護をした母です。先のことまで見通していました。私には「今」しか見えていないのに。

母に「とにかく神経張り詰めて寝不足なんだから少し寝なさい」と言われ、3時間ほど寝かせてもらいました。起きたら少し楽になり、自分の言動を深く反省しました。

皆それぞれの立場があるけど、ぽよが可愛くて、早く元気になってもらいたいという気持ちは共通。疲れると人間余裕がなくなるなあ、と改めて感じました。ここまで皆団結して看病をしてくれる家族なんて、そうそうないのかもしれません。

夕方、一時帰国している私の友人の家に少しだけ遊びに行きました。一ヶ月前から来ていて、その間彼女に会うことを最優先しようと思っていたのですが、今回の件で全然会えなかったのです。小学校一年の時からの付き合いで、うちの家族も彼女の事は大好きなので、姉も彼女にプレゼントがあると言う事で、「会いにいってらっしゃい」と母と姉が進めてくれました。彼女の家も歩いて10分ほどですし。

仕事以外の友人と会うのはぽよが病気になって以来初めてでした。たかが2週間ですが、私には数ヶ月誰とも会っていないような感覚があります。昨日も書いたように自分だけ取り残されているような感覚が何故か大きいのです。楽しみにしていた予定も全部キャンセルしてますし。ぽよが最優先とはいえ寂しいのも事実です。欲深い人間なので。

今日は彼女とも一時間ほどですが、ゆっくり話し、彼女の子供とも遊び、少しリフレッシュできました。

母が言っているのはこういう事か、と思いました。私が自分の精神状態と健康をコントロールして強くならないと、ぽよにいい影響を与える事は出来ません。わかってるけど難しい。

そして帰ってメールを見ると、友人数人から励ましのメールが。涙が出てしまいました。嬉しくて。こういう経験は動物を飼った事がある人にとっては当たり前の経験かもしれません。私が大袈裟すぎるのかも。でも、そんな私の大袈裟な気持ちでも理解を示してくれて、励まして気遣ってくれる優しい人たちがいると言う事が、本当に有り難かった。今までもぽよの事を話すと「回復を祈ってるね」とたくさんの人が言ってくれました。こんなにたくさんの人が祈ってくれるんだから、ぽよはきっと元気になる、と信じます。

<今日の発作> 夜:超メガトン級1回

投稿者 kiyo : September 27, 2005 12:58 AM

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