« 闘病12日目 <2003.7.23> [ ぽよの闘病日記 ] | メイン | 闘病14日目 <2003.7.25> [ ぽよの闘病日記 ] »

September 27, 2005

闘病13日目 <2003.7.24> [ ぽよの闘病日記 ]


ついに寝込みました。昨夜から熱があり、喉が痛かったので風邪薬を飲んで寝ました。「これくらいなら大丈夫だとろう」と思っていたのですが、夜中の3時にぽよが今までに無い、超メガトン級の発作を起こしました。獣医さんいわく、発作のレベルを1~6とすると、初日と、昨日一昨日の発作はレベル6
ですね。という事だったのですが、昨日の夜中の発作は6通り越して12くらい行ってしまうのでは、、、という程。

見ている最中に足ががくがく、私まで全身震えてしまいました。壮絶です。こんな小さな子が(猫にしては体格いいのですが)こんな苦しい発作を起こすなんて、、、と、とにかく可愛そうです。

その後、放心状態が続いたので、意識が戻ってから薬を飲ませ、飛び散ったおしっこ等の片付けをしたらもう4時半。慌てて寝ましたが、心臓がばくばくいって眠れませんでした。そうこうする内に寒気がして、明け方に8度。。。と言う事で、会社は休みを頂きました。

昼間寝ていると、ぽよは私の枕に一緒に頭を乗せて寝ていました。その姿がもう愛しくて愛しくてたまりませんでした。

昨日書こうとしたぽよへの罪悪感について。

「ぽよとの出会い」で書いたとおり、元々は「寂しがり屋のめりちゃんのお友達として」という事でぽよを迎えました。どちらも可愛い事には変わりないのですが、どちらかというと私はめり中心でした。

実家に戻ってからは、母は平等に。姉はぽよを。という感じだったので私はやはりめりの方をより可愛がっていました。

性格的に、めりは多少ずるがしこいところがあります。ぽよはどちらかというと犬っぽい性格です。どう考えてもぽよの方が「いじらしくて可愛いいい子」なのですが、めりもばればれのずる賢さがまた可愛いのです。

でも、もしどちらか一方を選ばなければならないとしたら、、、と考えると、選べません。基本的には2匹とも宝です。ただ、普段可愛がるのは、、、というと、めりの方でした。私は。

ぽよは人懐っこくて物怖じしなくて穏やかで、可愛いのですが、多少しつこいのです。例えば私が寝ているとき、起こしに来ます。めりは私が無視していると諦めるのですが、ぽよは私が毛布を頭までかぶって無視しても起こすのを辞めないのです。なので「もうぽよちゃん、あっち行って!」と邪険にしてしまう事が多かったように思います。

猫は遊びたいときにお腹を上向きにして「ころん」しますが、ぽよが「ころん」する時はタイミングが悪く、出かける寸前だったり、トイレに入るところだったりして思う存分なでてあげたりする事が出来ないケースが多かった。

しつこい犬的性格な為に、私が邪険にしてしまう事が多かった。ぽよが満足するまで相手をしてあげなかった。というのがぽよへの罪悪感です。

もうひとつは、一年前から具合の悪くなる兆候がありました。一年前に具合が悪くて病院に連れて行ったときに腹膜炎の抗体があることが発覚したのです。ただその時は2ヵ月後の検査で抗体値が下がっていたので心配ないとの事でした。それで安心しきっていたのです。

徐々に元気が無い日が増え、食べるのに痩せていき、「おかしいね」と家族が気付き始めてから病院へ行きましたが「風邪気味でしょう」「湿度のせいでしょう」と言われ、それを鵜呑みにしていたのです。もしもう少し真剣に考えていればその時点で他の病院で診てもらう事が出来ていたはずです。

発作を起こすまでの1ヶ月くらい、「やっぱりおかしい」という症状が現れ始めていたので母と「そろそろ病院に連れて行こう」と話していたのです。それも風邪を引いたとか、母も用事が出来たとか、今日は元気だったから大丈夫かしら、とかで延ばし延ばしになって、発作がおきてしまったのです。

最も、早めに病院に連れて行ったところで、今までと同じ様に熱さましをうたれる程度で終わっていたとは思うのですが、もしぽよの健康をもっと真剣に考えていたら、他の病院に行っていたはずなのです。

今までかかっていた病院は、とても良い先生なのですが、「ナチュラル思考」。無理な治療はせずに自然治癒に任せる。という考え方だったのです。私も母も信頼してましたし、同じ考え方でした。だから先生は薬で延命するのは不自然でかわいそう。安楽死を。という考え方だったのですが。ところが私達はその時は今までの「自然に」という考えが出来なくなっていた。あまりに突然で。そこで病院を変え、出来る限り頑張って治療を、という先生のご指導で今治療しているのですが、もっと前からぽよの病気に対する意識をしっかりと持っていれば、もしかしたらここまで酷い発作を起こす事はなかったかもしれない。

飼主の怠慢だったと思います。普段はほうっておいて、いざとなったら真剣に治療するなんて。

それをぽよに謝りたい。だから今出来る限りの事をしたい。こうなって初めて自分にとってぽよがどれだけ大事な存在だったかと認識したのです。私は。

失って始めて気付く事の多い私は、ぽよを失ってから後悔したくない。出来るだけの事はしてあげたい。だから今頑張ってます。

安楽死については、させた人もさせなかった人も後悔の念は残るようです。どちらを選んでも。自分が保護するべきものの、見ているしか出来ない死については。難しい問題だと思います。

今夜も発作を起こしそうな様子です。。。不安ですが、今も私に寄り添って寝ている可愛いぽよを、しっかり守りたいです。

<今日の発作> 深夜:メガトン級発作1回 夜:激しい発作1回

投稿者 kiyo : September 27, 2005 12:53 AM

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://bunny-grant.net/cgi/mt/mt-tb.cgi/10

コメント

コメントしてください




保存しますか?