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September 26, 2005

闘病10日目 <2003.7.21> [ ぽよの闘病日記 ]


また発作が酷くなってきました。

昨日の夜中、酷い発作を起こしました。その酷く苦しそうなぽよの姿が頭にこびり付いて眠れませんでした。またあんな酷い発作を起こしたらどうしよう、と思って。見ていて私の方が足ががくがくして心臓がばくばくしました。

今朝獣医さんに電話したところ、発作の重度よりも回数が大事、最初の二日間のように小さい発作が度々起こるほうが重症なので今のところは安心してくださいとのこと。でも、薬が効かなくなってきているように感じます。犬は発作が多いそうですが、猫が発作を起こす事は珍しいと聞きましたし。

獣医さんに失礼にならないように、I先生にお会いしてトキソプラズマ抗体検査はした方がいいかもしれないと言われた事、脳脊髄液の検査でFIP発症かどうか確定できるといわれた事をお話しました。I先生が今の獣医さんを良く知っているとおっしゃっていたので。今の獣医さんはどちらも必要ないとの事。詳しく説明してくださいました。「セカンドオピニオンとして他の先生に聞くのは大切な事ですが、中にはとんでもない治療をする獣医もいるので気をつけてください。I先生は獣医界の権威なので安心です。何か不安な事があったり、解らない事があればなんでも聞いて下さい。こういう場合は飼主さんが不安を持っているのは猫ちゃんにもいい影響を与えないので。」と言ってくださいました。この先生もちなみに東大の獣医学の脳神経専門だったそうで、今回のケースの専門家でした。運が良かったです。

今回、猫の医学はまだまだ研究が進んでいないんだなあ、という事を始めて実感しました。特にぽよのケースは珍しいらしいので当然ですが、飼主とはいっても、知らない事の方が多いですし、簡単な猫の病気の本などには本当に概略しか書いていない。たとえば麻酔が小動物にとっては危険であると言う事。猫は特に発作を引き起こしやすくなるそうです。

めりもぽよも去勢手術、不妊手術でそれぞれ一度ずつ麻酔の経験があります。別の獣医さんで手術しましたが、両方とも麻酔の危険性についてなんて一言も話してくださいませんでした。

飼主には責任があるといっても素人。動物を飼う上では、結局はどんな小さな事、日常生活での疑問などでも、気軽に相談できてわかりやすく説明してくださる獣医さんにかかることが必要不可欠なんだなあ、と実感しました。

今回テレビにもたびたび出演している、フェレットとか、その他何でも治療するというスーパー獣医さん、野村潤一郎さんの本も読みました。フェラーリに乗ってる中野の獣医さんです。「猫に関する100問100答」という、猫の不思議を解明するという本なのですが、とても面白かったです。猫好きな方にはお薦めです。

テレビで見ていて、「怖そう、、、」と思っていただけだったのですが、本を読むと本当に動物好き、というか、動物と同じ目線で動物の事を考え、「保護する」という立場でありながらも相手の特質を認めて共存しようという考え方が伝わってきました。それがとてもナチュラルで、きっと良い先生なんだろうと思います。

明日からは何があっても会社に入って普通の生活に戻るつもりです。精神的にもいい加減慣れました。結局は様子を見ていくしかないので。発作は辛そうで、見ていられませんし、発作以外の時はずっとぐったり寝ていますが、たまに普通のぽよに戻る事があるのでまだ望みはあります。

今日の夕方も発作を起こし、テレビの裏に隠れてしまいました。テレビを動かして後始末をしていたのですが、(発作の際には失禁するので、その後始末がかなり大変です。家中猫のおしっこ臭いです。私も姉も母もぽよのおしっこまみれで看病してます。。。看病の大変さはその辺にも関わります。猫のおしっこは相当臭いので。)その際に私はテレビを動かして指をはさんでしまったのです。「いたっ!」と言うと、発作後で落ち着いたばかりのぽよが「どうしたの?」という顔をして私のほうへたたたっと走ってきてくれたのです。指をくんくんしてくれました。大きな声で驚いただけなんだろうとは思いますが、飼主としてはそんな姿を見ると「ママ頑張るからね!早く元気になろうね」と思ってしまいます。めちゃくちゃ愛しいです。

どうかぽよが奇跡的に回復してくれますように、と心から祈りつつ、明日からは仕事頑張ります。

<今日の発作> 朝:重い発作1回 夕方:2回連続


投稿者 kiyo : September 26, 2005 12:48 AM

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