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March 21, 2005

スプートニク2号とクドリャフカ

この話も今日知りました。

1957年に旧ソ連は史上初の人工衛星「スプートニク1号」を打ち上げました。僅か1ヶ月後の11月に、再び人工衛星「スプートニク2号」を打ち上げた。その中には犬が入っていたそうです。

「ライカ犬」と呼ばれていたそうですが、シベリアンハスキーの雑種、メス、元々野良犬だったらしいです。「生きて回収する事」はミッションに入っていなかったと・・・

この犬を「クドリャフカ」と呼び、これも多くの方が何かを感じていらっしゃるようです。このフラッシュを見たら、私も「・・・」と言葉が出ませんでした。

クドリャフカ 作者:凡様

1957年。私が産まれるずーと前の話です。昔の話だから問題視する事ではない、という意見もあるかと思いますし、私も一瞬そう思いました。今現在行われていることではない。

ただ、何十年たっても、目的は違っても、規模は違っても、未だに人間の研究の為に動物が使われているという事は事実です。

全ての動物実験類を禁止、とは、今の私達の便利な生活はその犠牲になった動物達と、研究員の方の努力の上に成り立っているので、言えません。でも、代替研究は今の技術なら出来るだろう、と素人考えですが思うのです。その方向で研究を進めていけば、動物の命を犠牲にしなくても開発が進んでいくのでは。と、何となく感じるだけなのですが。

例えば、生きている人間を人体実験はしません。献体というシステムがあります。希望した方だけ、死後に身体を大学病院などの研究に提供する、という。

犬猫にも献体のシステムがあれば、と少し思います。最も、生きている動物に対する実験が必要なのだと思うのですが、出来る限り、人間と同じように生きている生命を扱う実験はやめた方が。

献体された身体だけを実験、研究対象として、生きているものには手を出さない、というのが理想だと思いますが、動物実験の現状をまだ知らないのでなんとも言えません。

いずれにしても、このクドリャフカは、こんな目にあった意味があったのでしょうか。クドリャフカが人工衛星に乗ったことで、人間は何を得たのでしょうか。いや、意味はあったのですよね。その後に人間が宇宙に旅立ったわけですから。でもクドリャフカの件が直接その後の宇宙開発の功績になったのかどうか・・・

・・・これも宇宙開発問題に詳しくないのでまだなんとも意見できませんが。ああ、自分の知識不足がもどかしい・・・

でも、これ以上はもういいじゃないですか。今のままで十分でしょお。と思います。

投稿者 kiyo : March 21, 2005 01:23 AM

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