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March 21, 2005

尊厳-Dignity

渋谷文化村で今日まで開催された「地球を生きる子どもたち」を見てきました。動物問題ではないのですが、テーマ別に展示された世界の子供達の写真を見て、そのテーマのひとつ「尊厳」について、ちょっと考えました。

ちなみに私は尊厳とは「尊くおごそかで侵しがたいこと」と理解しています。

尊厳とはとても大切な事だと思っています。人間が生きる上で一番大切なのは尊厳だと以前は思っていました。でも、以前映画「戦場のピアニスト」を見てからは、極限の生命の危機に瀕したら、人間は尊厳よりも「生命の維持」の方が大切になるのかもしれない、とは感じましたが。

尊厳とは、人間にだけ当てはめられる言葉のように感じます。でもこれって動物にも当てはめる事が大切なのでは、と思いました。

人間でも尊厳が守られない人も大勢居ます。でもそれは他の人々の心を痛め、みんなの尊厳を守らねば、と思い、行動に移させるのだと思います。自分と同じ人間が、尊厳を損なわれている姿はとても見ていられない、と感じるのが一般的だと思うので。

一方、動物に対しては「可哀想」等の想いはあっても「彼らの尊厳を守らねば」という考え方は少ないような気がします。

人間も動物も同じ生物。動物にも尊厳があると思えば、一人一人が動物に接する気持ちも変るのでは、と、今日の写真展で感じました。

投稿者 kiyo : March 21, 2005 10:53 PM

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