« クリオネ大洗で保護される | メイン | にゃんこ写真 »
March 28, 2005
文字と映像の違い
ちょっと重い内容です。
ちまちまと、時間を見つけながら動物問題を調べていますが、非常にパワーの必要な問題の為、少しずつの作業です。
今日もどのようなサイトがあるのかを調べていた所、また残酷すぎる現実を知りました。
文字と映像の違いを実感します。
こちらのAnimal Rights CenterJapanのサイトから、動物から毛皮を取るまでの詳細が書かれていました。
以前ざっと毛皮問題を調べた時は、動物達は「野生の動物が罠で捕まえられる」「毛皮用に養殖される」という事はわかりました。殺し方も「毛皮を傷めないように電気を流され殺される」という事はわかりました。飼育環境の酷さもわかりました。
でも、生きたまま皮をはがされる事があるなんて、考えもしませんでした。
このアニマルライツセンターでは、見るのにかなりの勇気が居る映像があります。「またうなされる・・・」と、見るのを辞めようと思いましたが「かなり残酷なシーンがありますが、見て毛皮衣料の実態を知ってください」とあったので、見ました。
狸の目をよく映していました。まだ生きている時の目と、皮を剥がされた後でもまだ生きている目。訴えかけるようです。
「見て知ってください」という訴えの意味が良くわかりました。
文章で「生きたまま皮をはがされる」と読んでも、涙は出ません。平常心でいられます。
でも映像を見ると、動悸がして涙が出ます。
「Dear, こげんた」の本にも、署名活動に協力した方の話で、「『怖くて見れない』と嫌がる人にも『写真を見て。見れないなら署名もしないで。この子は怖くて見れないような事をされたの』と写真を見せて署名を集めた」という文章がありました。
私もあの写真を見なかったら動物問題にそれほどの疑問や憤慨を感じなかったかもしれません。
今回も、つい最近毛皮問題を調べて「自分の持っている毛皮製品は使わない」と心に決めたばかりなのに、「既に持っているものなら少しくらいいいか」という気分になってしまっていました。
映像の力は大きいです。というよりも、真実は文字だけでは想像しにくい。文字の何百倍も重いです。もっと、たとえ残酷であっても、真実をそのまま伝えるメディアが増えてくれれば、気付く人が多くなるだろうと思います。
怖いと思って見ない人に強制は出来ません。でも、私はもっと早く知っておけばあれも買わなかった、これも買わなかった、と後悔しているので、出来れば多くの人に見ていただきたいです。
よく「相手の立場に立って考えなさい」と言います。仕事でもプライベートでも。これは礼儀とされています。
同じ様に、動物に対しても「相手の立場に立って考える」が必要だと心底思います。
もし、自分の愛するペットが同じ様な目にあったら・・・と思うと、想像するだけで気が狂いそうになる方は多いと思います。それを、他の動物達に当てはめる。とても簡単なことです。
投稿者 kiyo : March 28, 2005 12:45 AM
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://bunny-grant.net/cgi/mt/mt-tb.cgi/33