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March 10, 2005
映画/DEEP BLUE
去年の夏に観た映画です。5月にDVDが発売されます。
DEEP BLUE
動物を飼っている人、興味を持っている人にはぜひ見ていただきたい映画です。
私はこの映画を見て、人生観、ものの考え方が大きく変わりました。このサイトのきっかけのひとつでもあります。
まず音楽と映像。サイトの広告動画を見るだけで伝わると思いますが、スケールの大きさには圧倒されます。綺麗なだけではなく、弱肉強食の残酷なシーンもあります。思わず目をそむけてしまいましたが、それも現実。
地上より面積の大きい海、地上よりも何倍も多くの生物が共存しているのです。普段陸地で、都市で生活している私は、日々の生活で自然を感じる事が特に少ないので、人よりも気付くのが遅かったのかもしれません。地球の生物は人間、哺乳類だけではないという事を。存在は知っていても、自分とリンクしている、共存しているとは考えていなかったです。
人間の罪もひしひしと感じました。同じ地球上の生物として。他の動物の命を軽々しく扱う資格は無い。
そして何より一番感じたのは、野生の生物は皆いつ食べられるか、という危険にさらされる。その危険性が基本的には無い現代の人間は、精神的な苦悩があるのが自然、というか当然のことなんだろうなあ、と感じました。心の病が増えるのは当然の自然の真理と言ってもいいのかも。自然に逆らった代償かもしれません。
映画の初めにもあるのですが、地球の表面積の約70%を占める海。その海の世界に比べたら人間の世界なんて狭いものです。世界に視野を広げるどころか、海にまで視野を広げないといけません。
自分は生命体としてひとつだけでは誕生もしていないし、生きていけない。両親から生まれ、他の生物を食料として生きています。そうやって生きているならそれこそ自分の事だけを考えて生活していてはいけないと思いました。関わらなければ生きていけない人間の事も、生活環境のことも、食料にしている生物の事も、それ以外の生物や自然の事も、全てに感謝の気持ちを持って生きていくのがまっとうな生き方なのだろう、とまで思ってしまいました。
なかなか出来ないんですけど。それが・・・
ダイビングが趣味の友人とこの映画の話をしたところ、この映画は「大感動」するか、「好きじゃない」のどちらかに大きく分かれるそうです。
私は、人生を変えた映画とも言えます。
投稿者 kiyo : March 10, 2005 10:50 PM
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