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November 21, 2004

野村潤一郎

以前もぽよの病気のあたりで書きましたが、今日スーパー獣医さんの野村潤一郎のテレビをやっていたので真剣に見ました。

やっぱり凄いです。ぽよの病気の件で猫の病気の本を読み漁った時に彼の本を読んでから崇拝しているのですが、このお方は凄い。
見た目ところどころ金髪に染め、太いネックレスやら時計やら指輪やらをし、フェラーリやらランボルギーニやらに乗るという派手なところもありますが、そんな事はどうでもいい!と言うほど彼の動物に対する愛情と信念、生き方には尊敬の念を抱かずにはいられません。

出来る事なら私もこういう生き方をしたかった・・・と心底思います。

今日の番組の中で彼の言っていた事が印象に残りました。

過去に育てた動物達のお墓参りをした時の言葉。

「魂が地上と天を行き来する水の様な存在だとしたら、もしかしたら道端のありんこに自分がかつて飼っていて、愛した動物達の魂が宿っているかもしれないじゃないですか。そう考えたらどんな命も大事にしなければと思いますね。」

私も実は魂は絶対に生まれ変わると思っている派なので、この考え方には目から鱗でした。もしかしたら私が今日、部屋の掃除をした時に、ついつい焦ってつぶしてしまった書類の間から出てきたちっこいクモのような虫。もしかしたらあの虫は、今は亡きクリオネのくーちゃんやちびちゃんやクララの生まれ変りだったかも!と思って焦ってしまいました。

そもそもここ数ヶ月、クリオネに接する事でいろいろと考え、虫を殺すのに前よりもためらいを感じるようになって、出来なくなってきていたので良い機会です。文字通り「虫も殺せない女」になろうじゃありませんか。

そしてもうひとつ。野村潤一郎様のお言葉。

「生き物を飼う事とは、自分の命を削って与える事である」

これは同感です。ぽよが病気の時にそう思いました。愛する動物は、自分の魂の片割れです。病気の時には自分の命を削っても助けたいと思いましたし、動物を飼う事自体が、実際に自分自身の何かを削って与える事になります。

それは自分で稼いだお金、世話をするための時間、世話をするために必要な知識を得るためのお金、時間、知力。そのたもろもろ。

病気になったときにはまさに寿命が縮み思いで見守るしかない事もあります。

スーパー獣医野村潤一郎は凄いです。もっと場所が近ければ絶対に彼の病院に行くでしょう。

彼を見ていても思いますが、人に言い訳をする必要の無い位、努力をし、正しい事をしている人は強い!説得力があります。

実は、大分前にdeep loveシリーズの犬の物語を読んだのですが、その本は捨てられて処分される犬の現状を訴える為に書かれた本でした。ぽよが病気の時、猫の病気のサイトを探しているとその関連のサイトに行き着き、熟読した事がありますが、大きな問題です。動物愛好家も目を逸らしている問題だと思います。

以前知り合いがダルメシアンを飼う予定だと言う話から、「ダルメシアンを見たいと思って公園に散歩に行ったらチワワとかトイプードルとかミニチュアダックスフンドばっかりだった。前はあの公園はレトリバーとか大型犬ばかりだったのに。一体どこに行ったんだろう。」という話になりました。

不思議です。でも、deep loveの本によると、年間27万匹の犬が処分されると。作者は世田谷の施設の見学に行ったらしく、処分される犬の状況がこの本には詳しく書いてあるのですが、飼い主の理由で持ち込まれる犬猫の%は驚くほどでした。覚えてないのですが、え?そんなに?と。

で、長くなりましたが、この日記、形を変えてこういう内容も入れたいのです。クリオネ日記とぽよの病気に関する日記と、こういう、興味を持った問題を調べて何かするような。

時間をかけておいおいね。の話ですが。

自分の事しか考えず、「そんなに頑張っても意味無いんじゃない?」という人が多い中で、この野村潤一郎のように、deep loveの作者のように信念を持って形にする人の存在は貴重だと思いました。

投稿者 kiyo : 08:53 PM | コメント (0) | トラックバック